建築作品

新聞を巡る情報社会の変遷を背景に、日本独特の新聞販売所の役割も大きく変わりつつある。そうした状況に関する調査研究からはじまり、地域に貢献できるあらたな役割の提案を含め、これからの新聞販売所の形を一つの新しいモデルとして具現化した

神戸市にあるドイツ・欧州子弟のための幼稚園・小学校の創立100周年記念移転新築工事。ドイツ総領事館支援のプロポーザルを経て、設計・監理を委託された。徹底して環境に配慮した木造学校建築が実現した（詳細はこちら）
★2008年度国土交通省・住宅建築物省CO2推進モデル事業採択
★2013年JIA環境建築賞一般建築部門最優秀賞

2000年から本庄市で継続してきた「エコロジカルハウジング研究会」の実践的なケーススタディーとして設計・監理した薬局＋住宅の複合建築。在来木造の環境共生建築の普及のために、会員の工務店によるオープンテンダー方式によって実施に移された

首都機能移転を想定した「森にしずむまち」をテーマにして福島県須賀川市で開催された地方博覧会。その自然に恵まれた会場に建設された県のパビリオンである。棚田状の敷地を覆う樹木状の柱で支えられた曲面緑化屋根が特徴の構造体は、全て解体・移設可能な先端的木構造で構成した（詳細はこちら）
★American Wood Design Award 2002

交通量の多い道路に面する斜面地に建つ、在来木造による歯科クリニック。従来の診療所のイメージにとらわれず、極力敷地周辺との調和と新たな景観の創出を図り、患者と医師側の両者にとって心地よい環境作りに最大の力点を置いた
★平成13年度飯伊地域景観賞（建築の部）

新設された21世紀型科学博物館の1階に環境共生型の住まいづくりに関する技術・文化・生活を総合的な常設展示として企画・設計した。伝統的な工夫や知恵と、先端技術との統合する取り組みを重層的に原寸で表現し、来館者の高い評価を得た

匠の館は、「農と匠の里」の中核施設。テーマである「アートと食文化」に関する以下のような多様な事業を展開を提案した。農業等地域産業や、伝統文化に関する様々な情報発信・支援・育成。地域の伝統工芸の匠の技や食文化の体験。施設の内外空間を存分に活用した様々なフォーラムやイベントの開催等

東京銀座に本社のある広告代理店の環境共生型研修所。企業と生活者を結ぶ研修拠点として環境のテーマを実感できる滞在型研修所の構築が求められた。湘南国際村という立地条件と応答しながら、銀座の本社とは対極の「大きな館」のような施設環境を実現した

パリ市で開催された東京都市空間展に出展した東京都環境共生住宅の模型、パネル、ビデオ、パンフレット等からなる一連の作品。東京都住宅局として、都市型の環境共生住宅市街地を提案。富田勉による巨大な模型とともにマルチなメディアによる展示を、ルーブル宮地下での運営まで含めて担当し、大好評を博した

札幌市芸術の森３丁目に建つ滞在型リゾート録音スタジオ。自ら設計した札幌近郊の豊かな自然に接する丘陵状ランドスケープと一体化するように挿入し分節化した集落状の空間を形成し、パッシブで快適な熱環境と高度な音環境を実現した（詳細はこちら）
★1997年度グッドデザイン賞／建築・環境部門（経済産業省）

札幌市芸術の森３丁目に建ち、企業の研究所及び展示館機能をもつ、コンピューターソフトの研究開発拠点。アート・情報・エコロジーをテーマにした地区の土地造成の段階から企画・プログラム・設計の勉強会を重ね、新たな先端的ビジネス環境を実現した

伝統的木造住宅の温熱環境の改善を兼ね、段差のある敷地に挿入された温室。パッシブソーラーの原則に基づく様々な技術と空間構成を導入した

食と住と心の健康を研究･実践する企業の研究拠点となる複合施設。背後の丘と一体化したランドスケープとして建築空間に回遊性を創出し、そこに沿って様々な空間のシークエンスを展開した

第１回SDレビューに入選した、小規模な店舗併用週末住宅。在来木造の伝統的な技術によって、形態のもつ直接的な引喩を表現した。岩村アトリエ実作第１号